矯正歯科での良くあるトラブル5選から選び方をチェックする
矯正初心者にとって、どこの歯科医院で治療を受けたら良いのかは?を判断することは非常に難しいです。そこで今回は、矯正治療中や治療後に起こるトラブル5選を紹介し、そのトラブルの回避方法、矯正歯科の選び方をお伝えいたします。
目次
よくあるトラブル5選
- ちゃんときれいに治らなかった。
- いつまで経っても、治療が終わらない。
- 事前に聞いていない追加料金がかかった。
- きちんと対応してくれない。
- 返金に応じてくれない
1.ちゃんときれいに治らなかった。
「これで矯正治療は終わりです。」と言われたが、ぜんぜんきれいになっていない…。治療の継続を求めても相手にされず、泣き寝入りなんてことが起きることがあります。
確かに、矯正治療は美容外科とは異なり、外科手術をするわけではありませんので、きちきちっと進めることができる治療ではありません。身体の自然治癒力を使って歯を動かすので不特定な部分もあります。
しかし、綿密な分析に基づく治療計画を立てれば、想像の範疇を超えるような治療結果の誤差を生むことはありません。
- セファロレントゲンやCT撮影などのしっかりとした検査を行うこと
- 日本矯正歯科学会の認定医など経験豊富な歯科医師が治療計画を立てること
などのポイントを抑えておけば安心です。
2.いつまで経っても、治療が終わらない。
治療を開始する前は、治療期間は2年くらいと言われていたのに気づいたら、もうすでに3年が過ぎているなんてことが起きています。
これには、歯科医師側の責任、患者側の責任の両方が考えられます。歯科医師側の責任というのは、歯科医師の経験や技術不足によって、予定通りに治療が進んでいなかったり、不測のことが起きて治療が伸びてしまったりすることがあります。一方、患者側の責任として、歯科医師の指示通りの通院や装置の使用を怠ってしまい治療期間が延びてしまうことがあります。
患者側の責任についてはしっかりと行うとして、歯科医師側の責任によるトラブルを回避するには前項でも挙げた日本矯正歯科学会の認定医による矯正治療を受けることが1つの方法です。もちろん100%それで回避できるということはありませんが、大きな指標となりえます。
3.事前に聞いていない追加料金がかかった。
事前に説明されていない費用がかかるとクリニックに対して不信感を覚えますね。ましてや矯正治療の場合、高額で追加で数万円の請求をされることもあるようです。
- 治療の契約書を作っている歯科医院で治療をする。
- 診断時に治療費(総額)について詳しく説明してくれた歯科医院で矯正治療を受けるようにする
しっかりと説明と手続きをしてくれる歯科医院で矯正治療を始めた方がよいです。のちのちトラブルとなり泣き寝入りといったことがないように、疑問に思ったら聞きづらくてもしっかりと質問、確認をすることをおすすめします。
4.きちんと対応してくれない。
治療中に疑問を感じたときに、しっかりと対応してくれるクリニックで矯正治療を受けるべきです。矯正治療中は、様々な不安を感じます。そのときに、忙しいなどの理由で、ちゃんと説明してくれなかったりするクリニックがあります。
矯正治療を始める前にうける矯正相談(初回カウンセリング)で、どれだけ丁寧に説明をしてくれる医院なのかを確認した方が良いでしょう。
5.返金に応じてくれない
矯正治療中に治療の継続を断念しなければならないケースがあります。例えば、転勤や引っ越しで通院することができなくなる場合です。
矯正治療を中断する場合、治療の進み具合によって支払った治療費を返金してもらいます。ただし、分割支払いをしている方は支払っている金額と治療の進行度を鑑みて、支払っている金額の方が足らない場合は追加で医院に支払わなければなりません。
返金を求めても、一部の歯科医院で返金することはできないと断られることがあるようです。契約時に、または契約書の返金についての記載を確認しておくことでトラブル回避につながります。